VBAを入り口とする未経験からの学習

プログラム言語には、修得が簡単なものや難しいものまで、それぞれに難易度が異なる。
比較的修得が容易なジャンルとして人気があるのが、VBAである。大規模なソフトウェア開発にはあまり向いていないものの、プログラム未経験者でも始めに勉強するプログラム言語として適している。
このプログラム技術を修得しておけば、すぐにビジネスに活かすことができるというメリットも大きい。他のプログラム言語では、例えプログラムの手法を身につけたとしても、エンジニアとして仕事に就かなければその技能を直接活かす機会が少ない。

しかしVBAは、表計算などのソフトウェアの利用の際にも利用する機会があり、すぐに身につけたプログラミング技術を活かすことができる。

プログラム技術の修得にとって重要であるのは、実践を通してプログラムの作成と結果の経験を積み重ねることである。そうして着実にプログラム経験を増やしていけば、未経験者の域を脱出することができる。VBAのプログラミング技術取得からプログラム作成のコツを掴むことをきっかけとして、さらに難度が高いプログラム言語の習得に進むことができる。いきなり難度の高いプログラム言語に挑んで失敗するよりは、初心者でも修得難度が比較的容易なプログラム言語から勉強し始めることが、結局は一番の近道となる。

この言語がプログラミング技術修得のための入り口としての役割を果たすことにより、プログラマーの人材の層は厚くなっていく。